kkkk、jajaja、555の意味は?日本のwwwに当たる海外の笑い方

日本でwwwや草と打つように、タイでは555、韓国ではㅋㅋㅋ、ブラジルではkkkk、スペイン語圏ではjajajaと打ちます。意味はどれも「笑い」です。それぞれの由来と読み方、笑ったつもりが誤解される場面をまとめました。

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ピンク色の地球のまわりに何も書かれていない吹き出しがいくつも浮かび、そのひとつから小さな草が生えているイラスト。

ブラジルの友だちからkkkkと返ってきたら、相手は笑っています。スペイン語のjajaja、タイ語の555、韓国語のㅋㅋㅋも同じで、日本語のwwwや草に当たります。笑い声そのものはどこでもあまり変わりませんが、文字にするときはその言語の文字や数字の読み方に合わせ、キーボードでいちばん速く打てる形を選ぶので、言語ごとにつづりが変わります。kkkkやjajaja、555の意味を調べてこのページにたどり着いたのなら、答えはひとつ、「笑っている」です。ここからは、それぞれの由来と読み方を詳しく紹介します。

  • kkkk(ブラジル):ポルトガル語ではKを「cá」と読むので、kkkkはcá-cá-cá(カカカ)と読めます。risos(笑い)を略したrsrsは、もう少し控えめな笑いです。
  • jajaja(スペイン語):スペイン語のjは英語のhに近い音なので、jajajaは「ハハハ」です。
  • wwwと草(日本):wは「笑い(warai)」のローマ字の頭文字です。wが長く並ぶと草が生えているように見えるので、「草」も笑いを表すようになりました。
  • 555(タイ):タイ語の「5」は「ハー」に近い発音です。ただし中国語では、同じ555が泣き声になります。
  • ㅋㅋㅋ(韓国):ㅋはkの音を表すハングルの文字です。ㅎㅎはもっと軽い笑いで、「へへ」に近い感じです。
  • 哈哈とXD(中国語):哈は「ハ」の音で、いくつ並べるかが大事です。2つだけだと、気のない返事に見えることがあります。

タイの555の意味は?

タイ語で数字の5は「ห้า」と書き、「ハー(hâa)」に近い音で読みます。5を3つ続けて読むと「ハ・ハ・ハ」になるので、タイでは555が笑いを表すようになりました。タイの人から55555と返ってきたら、何かが面白かったということで、数を数えているわけではありません。各言語のネットでの笑い方を2023年にまとめたRest of Worldの記事でも、同じテーマを扱った2019年のBBC News Brasilの記事でも、タイの笑い方として紹介されているのはこの5の連続です。

ただし、この読み方を中国語にそのまま当てはめてはいけません。中国語の5は「wǔ(ウー)」と読み、泣き声の「呜(wu)」に似ているため、中国語のチャットで555と書くと、しくしく泣いているという意味になります。Time Out Bangkokが紹介した2020年の写真展に「CHINA 555」というタイトルが付いていたのも、まさにこの違いがあるからです。同じ3つの数字が、ある言語では笑い、別の言語では泣き声になります。タイの友だちから届いた555は、泣いているのではなく笑っているのです。

  • 555(タイ語)

    タイ語の「ハハハ」です。5の発音が「ハー」に近いことから来ています。中国語のチャットでは、同じ数字が泣き声になります。

「www」と「草」はどうやって生まれたか

日本語では以前から、文の終わりに(笑)を付けて、笑いながら言っていることを示してきました。ネットではこれが縮まり、warai(笑い)やwarau(笑う)のローマ字の頭文字「w」になりました。長く笑うときは重ねて「www」と書きます。つまりwwwは「笑」の意味で、ウェブアドレスのwwwとは関係ありません。日本語教育の出版社アルクのコラムも、(笑)からwへの同じ流れを紹介しています。

何も書かれていないキーボードのキーが並び、それぞれから小さな草が生えているイラスト。
wを何度も打つと、wwwwが一列に生えた草のように見えてきます。これが「草」で笑いを表すようになったきっかけです。

wwwwwとwが並ぶと草が生えているように見えることから、ネットではその見た目をそのまま言葉にして、「草」だけで笑いを表すようになりました。「〜で草」のように文の最後に付けて面白かったことを伝えたり、「草生える」と書いたり、とても面白いときは「大草原」まで広げたりします。アルクのコラムは、「草」には怒りや皮肉がこもることもあり、文脈や相手によっては、いっしょに笑うのではなく相手をあざ笑っているように受け取られかねないと注意しています。あまり親しくない相手や、まじめな話題のときは控えたほうが無難です。

  • (笑)かっこわらい

    wの元になった書き方です。文の終わりに(笑)を付けて、笑いながら言っていることを表します。

  • www(日本語)

    笑っていることを表します。wは「笑い(warai)」の頭文字で、たくさん並ぶほど笑いが止まらない感じになります。

  • 草(日本語)

    wwwwが草に見えることから生まれました。面白いという意味ですが、あざ笑う響きになることもあります。

  • 大草原(日本語)

    草が生えすぎて草原になったというたとえで、とても面白いという意味です。

韓国語のㅋㅋㅋの意味は?ㅎㅎとの違い

ㅋはハングルの子音字で、키읔(キウク)と呼ばれ、kに近い音を表します。韓国語のキーボードでは子音だけでも打てるので、ㅋを並べると、こらえきれずに漏れる短い笑いのように読めます。韓国語の「킥킥」に近い感覚で、国立国語院の『標準国語大辞典』は「킥킥」を「こらえきれずに何度も吹き出す笑い声」と説明しています。つまりㅋㅋㅋは韓国語の「ハハハ」で、長く続くほど大きな笑いになります。

ㅎ(히읗、ヒウッ)はhの音なので、ㅎㅎは「ハハ」や「へへ」に近い響きになります。Rest of Worldによると、ㅎㅎは英語のheheに近い使われ方で、ㅋㅋㅋほど一般的ではありません。韓国語学習サイトの90 Day Koreanも、大笑いならㅋㅋ、ふつうの「ハハ」ならㅎㅎを使うよう勧めています。大笑いはㅋㅋㅋ、軽く笑うならㅎㅎと覚えておけば迷いません。

  • ㅋㅋㅋ(韓国語)

    ㅋは韓国語のkの音で、並べるとこらえきれない笑いになります。ㅋが多いほど大きな笑いです。

  • ㅎㅎ(韓国語)

    hの音を表す文字で、ㅋㅋㅋより軽い、「へへ」に近い笑いです。

kkkkの意味は?ブラジルの笑い方とrsrs

kkkkは、ブラジルのポルトガル語で「ハハハ」のことです。ポルトガル語ではKの文字を「cá」と呼びます。ポルトガル語圏の国々が1990年に結んだ正書法協定のアルファベット表にも「k K (capa ou cá)」とあるので、kkkkはcá-cá-cá(カカカ)と読めます。2021年のBBC News Brasilの報道によると、元になったのはquá quá quáです。ブラジルでは100年以上前から、小説や新聞、漫画で笑い声をこう書いてきました。2000年代初めのチャットルームでは、quáひとつをkひとつで表せるうえ、打つのもずっと速かったため、kkkkがネットで広まりました。

もうひとつよく見かけるのがrsrsです。risos(笑い)を略したもので、語学学校ベルリッツのブラジル版コラムによると、控えめで、ときに皮肉を含んだ笑いです。大笑いというより、にやりと笑う感じです。韓国語のㅋㅋㅋもローマ字にするとkkkになりますが、これは偶然です。2つは別々に生まれ、たまたま同じ文字にたどり着きました。コメント欄にkkkkが並んでいたら、たいていはブラジルのポルトガル語を使う人が笑っているのです。

  • kkkk(ブラジル)

    ブラジルの「ハハハ」です。ポルトガル語ではKを「cá」と読むので、kkkkはcá-cá-cá(カカカ)になります。

  • rsrs(ブラジル)

    risos(笑い)の略です。kkkkより控えめで、少し皮肉がこもることもあります。

スペイン語のjajajaの意味は?

スペイン語のjは英語のhに近い音なので、jajajaはそのまま「ハハハ」です。スペイン王立アカデミー(RAE)の辞書は、jaを笑いやあざけり、不信を表す間投詞として載せ、たいてい繰り返して使うと説明しています。jeも同じように説明されていて、jejejeもよく見かけます。相手がどの国の人でも、スペイン語でのやりとりなら、笑いはたいていjでつづります。

  • jajaja(スペイン語)

    スペイン語のjは英語のhに近い音なので、「ハハハ」と読みます。jejejeも笑いを表します。

中国語の笑い方:哈哈、XD、hhh、233

いちばん基本的な形は哈哈(ハハ)で、台湾教育部の『重編国語辞典修訂本』は、笑い声を表す擬声語とだけ説明しています。ただしチャットでは、哈の数で受け取られ方が変わります。台湾のトレンド分析サイトDailyView(網路溫度計)が2022年にまとめた「メッセージへのイラッとする返事」ランキングでは、1位が笑死(笑い死にしそう)、2位が哈哈でした。記事では、哈が2つなら適当にあしらった返事、5つ以上なら本当に笑っている、というユーザーの声を紹介しています。台湾の注音符号で打つㄏㄏも、皮肉っぽく聞こえるとして4位に入りました。本当に面白いと思ったら、哈を多めに打つのが無難です。

呵呵(he he)も、辞書では笑い声を表すのに、中国大陸のネットでは意味が変わってしまった言葉です。中国青年報が2019年に2,006人に聞いた調査では、55.7%が呵呵を冷ややかな反応だと受け取っていました。人民日報海外版のコラムが指摘するように、北宋の詩人・蘇軾は手紙に呵呵を何十回も書いています。それでも、いま中国大陸の友だちに送ると、楽しんでいるというより、あきれているように受け取られがちです。

中国大陸のネット文化から生まれた笑い方も、あと2つあります。hhhは、哈哈哈をピンインで書いたときの「ha」の頭文字を並べたものです。233は、人気掲示板で233番に割り当てられていた大笑いの表情アイコンが由来で、23333のように伸ばして使うこともよくあります。最後のXDは横向きの顔です。首を左に傾けると、Xはぎゅっと閉じた両目、Dは大きく開けた口に見えます。当サイトでは、XDのような海外式の横向きの顔文字も、日本式の顔文字といっしょにまとめています。

  • 哈哈哈(中国語)

    中国語の「ハハハ」です。哈が2つだけだと気のない返事に見えることがあるので、本当に笑ったときは多めに打ちます。

  • XD

    横向きの顔です。Xはぎゅっと閉じた両目、Dは大きく開けて笑う口です。

  • hhh(中国大陸)

    哈哈哈(ハハハ)をピンインで書いたときの頭文字です。

  • 233(中国大陸)

    ある掲示板で233番だった大笑いの表情アイコンが由来です。23333のように伸ばすこともよくあります。

😂 と 🤣 の違いは?

😂 のUnicodeでの英語名はFace with Tears of Joy(CLDRの日本語名は「嬉し泣き」)で、2010年のUnicode 6.0から標準に入っています。2015年にはオックスフォード辞書の「今年の単語」に選ばれました。絵文字が選ばれたのはこれが初めてで、根拠になったSwiftKeyのデータでは、その年にイギリスで使われた絵文字の20%、アメリカでは17%を 😂 が占めていました。Unicodeコンソーシアムが公開した2019年の使用頻度ランキングでも、最上位のグループに入っているのは 😂 と赤いハートだけです。

🤣 はその6年後、2016年のEmoji 3.0でRolling on the Floor Laughing(CLDRの日本語名は「笑い転げる」)として追加された絵文字です。英語の略語ROFLにちなんで顔が傾いていて、😂 より一段大げさな笑いとして読まれます。使われる回数もずっと少なく、同じ2019年のランキングでは 😂 の1つ下のグループにあり、使用頻度は 😂 の半分にも届きません。

どちらを選ぶかは年齢にもよります。Emojipediaは2021年にTwitter(現X)のデータを分析し、ひと月の使用回数で 😭 が初めて 😂 を抜き、いちばん使われた絵文字になったと伝えました。理由のひとつとして、Z世代が 😂 をあまり好まないことを挙げています。中国大陸では事情が違い、先ほどの2019年の中国青年報の調査では、37.1%が「ふつうの笑顔の絵文字はいまでは冷たく見える」と答え、36.6%が代わりに泣き笑いや手で顔を覆う顔、大笑いの絵文字を好むと答えました。若い世代は 💀 や 😭 でも笑いを表します。この2つについては、当サイトの別の記事で解説しています。

  • 嬉し泣き

    涙が出るほど笑っている顔です。2010年から標準の絵文字に入っていて、何年も使用回数トップでした。

  • 笑い転げる

    英語のROFLにちなんで傾けた 😂 です。😂 より大げさで、Emoji 3.0(2016年)で追加された新しい絵文字です。

ほかの言語で笑う前に知っておきたいこと

  • 数字の笑いが通じるのは、その言語の中だけです。555はタイ語では笑い、中国語では泣き声です。
  • 日本語でも「草」はあざ笑っているように聞こえることがあり、wwwの連発を不快に感じる人もいます。どちらも親しい相手とのやりとりにとどめましょう。
  • 韓国語ではㅋが多いほど大きな笑いで、ㅎㅎはもっと軽い、「へへ」に近い笑いです。
  • 中国語では哈哈だけだと気のない返事に見えることがあり、中国大陸のチャットでは呵呵が冷ややかに読まれがちです。
  • どう受け取られるかわからないときは、相手が先に使った笑い方で返すのが安心です。

どれも考え方はほぼ同じで、キーボードでいちばん速く打てる文字を使って「ハハ」という音をまねています。これからはコメント欄で555やkkkk、jajajaを見かけても、相手が笑っているとわかるはずです。記号で作った顔で笑いを伝えたいときは、顔文字一覧に笑い顔がたくさんそろっているので、そのままコピーして使えます。

このページのイラストはAIで生成したもので、各プラットフォームの絵文字のデザインではありません。